ダイアリー

2/7 ハイキンの絵本

2019年02月07日

ソビエト時代の絵本をいただいて、書棚に並べてオープンルームの際に興味のある方に見ていただいている。コレクションとして集めたものではなく、実際に家庭で子どもに読まれていた絵本というところが特徴。お客様がいらした時のお土産が絵本、ということも多かったと聞いた。子どものために選ばれた絵本、ソビエト時代のモスクワの暮らしの中にあった絵本たちだ。時代の背景もあり、芸術性が高く見応えのあるものも多い。
これもそのひとつ。ウクライナ民話の「藁の牛」だ。画家は ダーヴィット・ハイキン(1927年-2008年)で、200以上の児童書を手がけている。何といっても色使いが印象に残るが、ハイキン自身も「色が好き」という言葉を残しており、創作のテーマとして色が大変重要であったようだが、色だけではなく独特の哲学を持ったアーティストであることは作品を見ればわかる。
ざらっとした紙の薄くてペラペラのソビエト時代の絵本の奥行きはかりしれないなぁ、とあらためて思う次第。
オープンルームの時、どうぞご覧ください。(直)


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