ダイアリー
3/13 ぼんやり
2019年03月13日
画像は、春らしい優しい黄色が目を引く「何というぼんやりさん」というマルシャークの詩の挿絵だ。画家はミトゥーリチ。この詩の主人公は、うっかりやぼんやりの針を振り切っていて可笑しい。シャツを着ようとズボンに袖を通し、帽子と思ってフライパンを被り…といった具合に終日ちぐはぐなことをしている。同じ詩にレーベジェフも絵を付けたものもあるが、こちらはチャプリンをモデルに描いている。なるほど、である。
ミトゥーリチの描くぼんやりさんは、生真面目そうに見えるところがかえって面白い。
さすがに、ここまでうっかりやぼんやりはしないまでも、暖かさについ気が緩んでぼーっとすることはあるから、ミスに気をつけなくては。(直)
マルシャーク詩集http://karandashi.ocnk.net/product/252