ダイアリー

3/14 オークコレクションと縮緬本

2019年03月15日

今日は青山学院女子短期大学の図書館で開催されたオーク・コレクションと縮緬本の内覧会に絵本研究会のメンバーと参加させていただく幸いに恵まれた。翻訳家でありこちらの図書館の元職員であった、みつじまちこさんのわかりやすく、丁寧な説明を受けながら、絵本の歴史を実際の絵本でたどる贅沢な時間。圧巻はモーリス=ブーテ=ド=モンベルの豪華限定版「ジャンヌ・ダルク」。復刻版と比較しながら見せていただいた。そして個人的に嬉しかったのは1931年版「ダニエル・ブーン」を見ることができたことだ。ロシア人のロジャンコフスキーがアメリカの編集者と亡命先のパリで出会い取り組んだ仕事だ。こちらは手に触れることを許していただき、じっくりとページをめくらせてせいただいた。 お昼を挟んで、今度は縮緬本の世界を堪能。まず、翻訳家であり同短大の教授であるさくまゆみこさんのによるスライドによるレクチャーを受け、そのあとは手に取って見ることもさせていただき、柔らかい触り心地を初体験。この縮緬本、 実は作り方がまだわかっていないという。 縮緬本については、かつて神保町の古書店のショーウィンドウで初めて見て、紙質のみならず、その絵柄の独特の世界観にひきつけられて、じーっと見入ってしまったことを思い出す。欲しい!とさえ思った。でもポンと買えるような値段ではなく…。それが、数年の時を経て今日は、一気にたくさんの縮緬本を見ることができ、感慨深かった。 1日、貴重な歴史的資料でもあるような素晴らしい絵本を見ることができ、大変ありがたいことだった。 花粉症でしょぼついた目が、美しいものを見てしばし元気を取り戻したように思う。(直)


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