ダイアリー

6/12 入荷しました

2019年06月12日

ロシア語の分厚い辞書をひいていて、ヤケになって?えいやっとやみくもに開いたページに調べたい言葉があることが、ごくたまーにある。今日もそんな事があり、嬉しかったけれど、一方である抽選に外れたことが分かり、ついているのかいないのかわからない。

「ある古い家の物語」を再入荷した。 1902年から2002年までの都会のあるアパートの部屋(家)の物語。家族の暮らしの記録が詳細に克明に描かれていて興味は尽きない。そこにはささやかな生活があり、喜びの日もあが、誰かが泣いていたり途方にくれている描写も少なくはない。歴史をなぞれば当然だろう。そして家族に寄り添う犬や猫たちの姿にも注目したい。彼らもまたこの家の住人なのだ。

俯瞰で淡々と描写された家というフレームの中の様子は時代をうつし、家族の表情は、飾らない人の心のありようを実直に伝える。

この絵本、人々の生きる暮らしの歩みから歴史を知ることもできるし、同じ家族を持つ人間として、この家に住む人たちに気持ち寄せることができる。その時代の衣料や道具やおもちゃ、食べ物などの資料のページも面白い。BIB金のりんご賞受賞絵本(直)

http://karandashi.ocnk.net/product/348


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