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6/28 ボローニャ原画展

2019年06月28日

リニューアルしたばかりの板橋区立美術館で明日から開催される「2019イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」の内覧会にお誘いいただき、出かけてきた。

新しい美術館は美しく、湿気の多い今日この頃のウサをすっきり晴らしてくれるかのような爽やかさをたたえてわたしたちを迎え入れてくれた。

今回は、個人的に実はロシアの作家アンナ・ デスニツカヤの作品を見るのを楽しみにしていて、実際に見ることができ、とても嬉しかった。作品名は「シベリアから来たジーナ」だ。独特の温かな線描、光と影の表現、そして動物への愛情ある作家の眼差しを原画から感じることができた。この作品の主人公は犬なのだ。それにしても デスニツカヤは前回のBIBグランプリで金のりんご賞受賞、今年またボローニャのコンクールで選ばれている。素晴らしいことだ。

また、昨年の国際アンデルセン賞受賞画家のオレイニコフの原画も一点見る事ができた。図録の表紙画も彼の作品だ。図録の中でも巻頭で記事が組まれており、注目度の高さがうかがえる。それから、ロシアからは、去年の入選者の中からの中からマーシャ・チトワが選ばれてブックフェアのメインビジュアルを担当している。

と、ロシアのことばかり書いてきたが、世界27カ国の作品を一通り見た。たくさんたくさん見たことで、絵本の表現とは?という問いを自らに向けたくなった。感性と表現についてや主体と客観についてなどなど…そこらへんのことを考えるためにまた来れたらいいなと思っている(直)

板橋区立美術館
http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/ex190629/









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