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7/21 さくさくズンズン

2019年07月21日

先日、国立の書店さんを巡る、という贅沢なツアーを敢行する機会に恵まれた。国立事情に詳しいMさんが案内してくださり、それはそれはとても楽しい、刺激と学びに満ちた素敵な「旅」となった。

国立にお邪魔するのは実にもったいないことにとんでもなく久しぶり。私たちは、梅雨の晴れ間の日差しの中、PAPER WALL、銀杏書房、増田書店、みちくさ書店、ほんのみせ・コトノハ、飛葉堂の6店舗を回り、児童書や絵本の棚を中心にそれぞれどんなお店なのかよく見、よく感じながら、随分とよく歩いた。

本を愛するMさんは銀杏書房さんとも顔馴染み。私はもご挨拶と少しお話をさせていただいて、ロジャンコフスキーの小さな絵本など購入。それを皮切りに荷物は重くなる一方なのだが、書店で、これ!という本に出会う喜びには抗えない。

そして今回、Mさんも初めての書店があった。ほんのみせ・コトノハさんだ。今年春にオープンしたばかり。こちらは、本、書店、図書館、出版など本に関わるジャンルの本が並んでいるユニークな新刊書店。興味深い本が次々目に飛び込んでくる。カフェも併設されているのでまたゆっくりと出かけてこれたらと思う。

お昼ご飯は、これまた前から来たかったmokujiさんでいただいた。実はMさんからも他の方からもこちらの噂は聞いていて、とても楽しみにしていた。美味しい車麩のフライのランチをいただき、店内のセレクトされた味わいのある雑貨を拝見。オリジナルで発行されている前から欲しかった念願のロシアの旅の絵本をやっと購入することもできた。

最初に訪れたPAPER WALLさんは積極的な雑貨とのコラボや選書が面白く、増田書店の新刊児童書がたくさん並んでいる階下の棚には昔からある地元書店の懐かしさを感じ、古書店であるみちくさ書店は入り易さと、宝探し感を味わい、最後に訪れた飛葉堂さんは、結構大きな古書店だったので、私たちはまたじっくりと児童書の棚とにらめっこをしながら楽しい時間を過ごした。

どの書店さんも特徴があり、独自の強味で勝負しており、個性豊か。そして、今回、それらを一気に回ることにも意味があったように思う。おかげで国立の脳内地図が書店中心にできたし、街の佇まいとそれぞれの書店の特徴のハーモニーをぎゅっと味わうことができた。

もちろん、本の並べ方、棚のあれこれ、本の紹介の仕方など、学ぶことも多く、おおいに刺激を受けた。実り多いツアーだったと思う。それにしても、本当に1人では絶対に6店舗も回るのは無理だったと思う。私は情けないほど根性がなく怠け者だからだ。快活に導いてくださった本と街の師匠Mさんには感謝しかない。

おしゃべりしながらさくさくズンズン街歩き。健康にもよかったに違いない。(直)


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