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7/27 マーシャとくま

2019年07月27日

日本ではラチョフ画の福音館版の絵本で良く知られているロシア民話「マーシャとくま」のお話。

ロシアでは色々な画家が挿絵を描いている。このカツェルギンの絵本は、マーシャを中心に挿絵が描かれており、きれいで優しい配色であること、また家の中の様子が細かく丁寧に描かれていることなどから、全体的に明るく柔らかい雰囲気で、生活実感が伴った親しみやすい印象の絵本となっている。

ラチョフ版はさすが動物挿絵画家の作品、熊が中心の表現が特徴。熊はいつも大きくて正面をむいており、マーシャちゃんは控えめな描写だ。熊の、迫力がありながら憎めない表情などひきこまれるし、とにかく熊に注目!の絵本だ。

同じお話でも描き手によって違う仕上がりの絵本になって面白い(直)


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