ダイアリー
11/21 雪だるま
2019年11月21日
太陽に溶かされると命がなくなってしまう5体の雪だるまたち。太陽に出てこないで!と頼みに出かけて行くのだが、森で太陽を待ちわびる小さな動物たちに会い、自分たちの考えをあらためる。春。雪だるまたちは溶けてゆく。またもどってくることを夢見ながら。
相手を思いやる気持ちを持つ雪だるまたち。人参の鼻がチャーミング。そしてオストロフの描く雪景色の表現のなんと多彩で饒舌なこと!その表情の豊かさに見入ってしまう。いいなぁ、きれいだなぁ、と思う。
溶けることを受け入れる雪だるま。最後のページは切ない。でも、また雪となってもどってくるはず。きっと。(直)
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