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12/18 トロイカ

2019年12月18日

先日農協で小さな水仙の花束を購入して、カランダーシの部屋に飾っている。いい香り。でも水仙はお正月に毎年飾っている花なのでこの香りを嗅ぐと一気にお正月を迎えたような気分になってしまう。いけない。いけない。そんな気分になってはまだまだいけない。

画像はマーヴリナ画の「トロイカ」。ダニラお爺さんとネニラお婆さんが、トロイカ(3頭だて馬車)に乗って、新しいバケツと、サモワールと、スカートをヴァンキノ・フスタニキノという街まで買いに出かけるお話。そしてたくさんの民芸玩具に出会う。

作者の、ナタリア・コルパコワは民俗学者でもあり、この絵本に登場する玩具たちはロシアの各地に伝わる本物の玩具の形状や色、模様の特長を伝えていると考えられるし、マーヴリナもまた民族伝承に造詣が深い。そうしたことからもある意味これは民芸玩具図鑑的絵本とも言えるだろう。

マトリョーシカも登場するが、挿絵部分にセミョーノフ(マトリョーシカの有名な産地のひとつ)産であることがマーヴリナの手書きで書かれていたりするのにも注目だ。

ロシアの民芸玩具が大集合!楽しくて賑やかな絵本だ。(直)


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