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12/20 ほんやのほさん
2019年12月21日
21日は今年最後のオープンルームです。よろしくお願いします。
さて、金曜日は絵本研究会の方のお誘いで、とある古いビルの会員制書店というものに行ってきた。お店の名前は「ほんやのほ」さんである。
その書店にたどりつくには、ビルの1階で営業している花屋の中を突っ切り、装置めいた登り難い階段を登らなければならない。登ったからといって安心してはいけない。
受付という関所?にて、会員証の発行をそれぞれしなくてはならないのだ。本名、生年月日も店側に晒して初めてその書店の内側に進むことが許されるのだ。ハードルが高すぎやしないか。
いやいや、そのハードルを越えた先にある隠れ家めいたスペースにスリッパを履いて到着したころには、そんなことはどうでもよくなる。ホットカーペットにへたり込み、ひたすら書棚の本と向き合い、今度は、この部屋のプロフィールを知ろうと躍起になるからである。
傾向はあるにせよ、押し付けているわけでもなく、狭いけれど本の圧はない。友人の家のロフトに来たような感覚で本を選べる。
秘密めいた閉じられた場所ではあるが、不思議と空気は澱んでいない。それは多分に店主の伊川さんの素敵で大らかな若さと、それから、その伊川さんが回文の作り手であることに関係づけて考えてみたりするのも面白いかもしれなと思ったり。ひとつの文章を行ったり来たり、行ったり来たり、唱えることで、留まる空気を回し流しているのかもしれない…などと。
とても面白い場所だった。また、いつか。(直)
ほんやのほ https://books-ho.tokyo/
さて、金曜日は絵本研究会の方のお誘いで、とある古いビルの会員制書店というものに行ってきた。お店の名前は「ほんやのほ」さんである。
その書店にたどりつくには、ビルの1階で営業している花屋の中を突っ切り、装置めいた登り難い階段を登らなければならない。登ったからといって安心してはいけない。
受付という関所?にて、会員証の発行をそれぞれしなくてはならないのだ。本名、生年月日も店側に晒して初めてその書店の内側に進むことが許されるのだ。ハードルが高すぎやしないか。
いやいや、そのハードルを越えた先にある隠れ家めいたスペースにスリッパを履いて到着したころには、そんなことはどうでもよくなる。ホットカーペットにへたり込み、ひたすら書棚の本と向き合い、今度は、この部屋のプロフィールを知ろうと躍起になるからである。
傾向はあるにせよ、押し付けているわけでもなく、狭いけれど本の圧はない。友人の家のロフトに来たような感覚で本を選べる。
秘密めいた閉じられた場所ではあるが、不思議と空気は澱んでいない。それは多分に店主の伊川さんの素敵で大らかな若さと、それから、その伊川さんが回文の作り手であることに関係づけて考えてみたりするのも面白いかもしれなと思ったり。ひとつの文章を行ったり来たり、行ったり来たり、唱えることで、留まる空気を回し流しているのかもしれない…などと。
とても面白い場所だった。また、いつか。(直)
ほんやのほ https://books-ho.tokyo/