ダイアリー

1/9 ロシアアニメ

2020年01月09日

今日は外出先で狭い一本道の遠く先の方、尻尾の長い動物が横切るのを見かけた。さささっと行ったり来たり三往復くらいして竹林を有するお庭に入っていった。お日様眩しい昼間の出来事。あれはイタチ?多分イタチ。あの動物は夜行性ではなかったのかな。茶色い冬毛は艶やかで、尻尾はフサフサしていた。

それから今日は外出ついでに阿佐ヶ谷の映画館ユジクさんへ行き「ロシアアニメ特集3」のB:ロシアアニメーションの巨匠傑作選、というのを鑑賞した。階段を降りて奥に進んだところにある全48席の劇場を穴倉に見立てれば、シートに滑り込んで映画を見る私の方こそイタチめいてるかもしれない。満席ではないけれど結構席は埋まっていた。

ヒートルーク監督の「ボニファッシーの夏休み」は製作者の名前の中にノルシュテインの名前も。動物園のライオンのお話だが、その造形はデュボアザンのライオンのように顔がとても細く縦長。ヒートルークはアヴァンギャルドと関連づけて語られてもいる監督だが、この作品はとにかく絵が大いに語り、繰り出される創意工夫に満ちた手法の効果にひきつけられる。分かりやすいお話の進行、絵と音楽との一体感!なのである。アタマーノフ監督の「おかしな名前の子猫」。この監督は個人的には「船上のバレリーナ」や「サイクリスト」(「雪の女王」も)の印象が強いのだが、この作品では、子猫の仕草の表現が何とも愛らしい。ナザーロフ監督の「犬が住んでいました」は誰かにすすめられて動画で見ていたのだが、農村の年老いた飼い犬と森のオオカミとの友情のお話はやはりしみじみとするし、ウクライナの民謡の響きがいい。あらためてスクリーンで見られてよかった。他にウフィムツィフ監督「38オウム」やカチャーノフ監督「チェブラーシカ ピオネールになりたい」など。

絵本とロシアアニメの関係といえば、ツェハノフスキー、ステーエフ、ノルシュテイン…などを想起するのだが、オレイニコフもまたアニメの世界で活躍していた。機会があれば関わっていた作品など見てみたいものだ。

ユジクさんのロシアアニメ特集3は1/24まで。期間中はロビーで阿佐ヶ谷パルクさんのロシアグッズもたくさん販売されている。黒板アートも素敵。https://www.yujikuasagaya.com



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