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1/23 プリーシヴィン

2020年01月23日

今カランダーシの部屋のラチョフコーナーでは、資料絵本を並べて展示中。その中の一冊をご紹介。

ミハイル・プリーシヴィン作ロシアの森についての著述を集めた「白樺皮の筒」。ラチョフの自然描写がたっぷりと楽しめる。注目すべきは、ラチョフがいつも描いている衣服を着せた民話スタイルの絵ではないありのまま動物たちの姿だ。

動物のありのままの姿といえば、チャルーシンが有名だが双方の絵を比べて見るのも面白いと思う。また、特徴をとらえて描写されている植物の描き方にも注目したい。白樺の若木の描写が印象に残る。ひょろっと弱々しくもあるが未来へ向かうたくましさを秘めていて、森の景のアクセントになっている。

画像の左の書籍は「プリーシヴィンの森の手帖」(太田正一編訳、成文社)。森を知り、感じ、そして思うために。(直)





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