ダイアリー

1/22 コサギとカワウ

2020年01月22日

ご近所に善福寺川という川が流れており、鯉が泳ぎカルガモなど水鳥も生息している。ゴイサギやカワウ、コサギなどが、川べりからじっと川岸を見つめている姿を見かけることも多い。

先日、川沿いの道を上流の方へ歩いていると、ある川べりポイントに、コサギとカワウが2羽一緒にいるのを見かけた。カモは複数で一緒にいることも多いが、コサギもカワウも単独でいるところしか私は多分見たことがないし、珍しいなと思った。

一体どういう関係性なのだろうか。カワウがコサギに何かアプローチしているようにも見えるのだが、そんな事はあるのだろうか、鳥同士とはいえ異種なのに、とちょっと不思議に思った。

ここで思い出すのは、ノルシュテイン原案の「アオサギとツル」(ヤールブソヴァ画、こじまひろこ訳、未知谷刊)だ。元々はアニメーションの方が先に製作されている作品で、あるお屋敷の廃墟を舞台に、アオサギとツルが行ったり来たり、恋のすれ違いを延々と続けるお話だ。でも、カワウとコサギ間に恋は成立しないだろうし、本当になんで一緒にいるのだろう…。

なんて思っていたのだけど、調べてみたら、なんとコサギとカワウは自然界で一緒に魚の追い込み漁をしたりする仲でもあることがわかった。「コサギとウ」で検索してみたらそういう記事や動画もある。コサギとカワウ、複数同士で役割分担をし、助け合って魚を獲るのだ。知らなかった。驚いた。

善福寺川のたった2羽にそれが当てはまるのかどうか、それは難しいところだとは思うけれど、異種でも親しみ感じ合える間柄なのかもしれない。

一方「アオサギとツル」が自然界ではどうなのかというと、この絵本はロシア民話がベースなのだが、同じ水辺にいても、敵ではないが親しくはならない、でもちょっと近づいたりはあるのかもしれない…そんな仲なのだろうか。(直)


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