ダイアリー
2/22 猫の日
2020年02月22日
春一番。庭の物干し台が倒れてしまった。この物干し台は昔西荻の荒物屋さんで買ったもので丈夫なのだけど風が強いとたまに倒れる。そういえば、アナウンスしながら車で回ってくる竿竹屋さんはいつの間にか来なくなってるし、焼き芋屋さんも。灯油屋さんもたまにしか来ない、あれ、チャルメラだって聞こえてたのに…そんなことにふと気づく。
今日は猫の日らしい。アンナ・デスニツカヤの「ある古い家の物語」には、登場人物たちの家系図だけではなく共に暮らした犬や猫たちの家系図も描かれていて、ぐっとくる。例えばムールカちゃんはさんびきの子どもを産んでいて、その子たちが何歳まで生きていたかわかる。括弧の中は絵本の本文の掲載ページだ。
…ということで、そちらを見てみると、そこは1945年のページで、勝利!戦争が終わった!という文言から文章は始まっている。人間たちの当惑も含めた悲しみや喜び、そして安堵の重たいドラマが繰り広げられている脇の部屋で、ムールカちゃんはベットの上で授乳の真っ最中だ…。雑然と疲弊した部屋の様相。そこに延びた午後の光と影のコントラストが効いている。
さんびきののこねこたちは、戦後の日々のきっと皆の慰めになったであろうと想像する。さんびきの内白色のスネジョークちゃん、つまりは雪ちゃんと名付けられた子が15歳まで生きるようだ。(直)
今日は猫の日らしい。アンナ・デスニツカヤの「ある古い家の物語」には、登場人物たちの家系図だけではなく共に暮らした犬や猫たちの家系図も描かれていて、ぐっとくる。例えばムールカちゃんはさんびきの子どもを産んでいて、その子たちが何歳まで生きていたかわかる。括弧の中は絵本の本文の掲載ページだ。
…ということで、そちらを見てみると、そこは1945年のページで、勝利!戦争が終わった!という文言から文章は始まっている。人間たちの当惑も含めた悲しみや喜び、そして安堵の重たいドラマが繰り広げられている脇の部屋で、ムールカちゃんはベットの上で授乳の真っ最中だ…。雑然と疲弊した部屋の様相。そこに延びた午後の光と影のコントラストが効いている。
さんびきののこねこたちは、戦後の日々のきっと皆の慰めになったであろうと想像する。さんびきの内白色のスネジョークちゃん、つまりは雪ちゃんと名付けられた子が15歳まで生きるようだ。(直)