ダイアリー

3/30 しっぽ

2020年03月30日

昨日は雪が降り少し積もった。春の雪。桜に雪。せっかく開いていた春の花たちが凍えてちょっとうなだれてしまった。でもまたきっと元気を取り戻してくれるはずだ。負けないでほしい。

ロシアの昔話「しっぽ」。ロシアではこのアンドレイ・アセーエフの絵本が有名なようだ。柔らかな色合いと親近感感じさせる動物たちの表現がお話の世界を優しく伝えてくれる。ヘラジカや馬の表情がいいな。

お話は、森の動物たちにしっぽが与えられることになり、皆原っぱに集まる。でも、うさぎは降り出した雨を避けるため穴ぐらに逃げ込み、クマやオオカミやキツネに自分のしっぽをとってきてほしいと頼む。原っぱでは動物たちがそれぞれしっぽを選び身体につけて帰ってゆく。

待っていたうさぎはそれぞれしっぽをつけて帰ってくるクマやオオカミやキツネに自分のしっぽのことをたずねるが、誰もうさぎのしっぽを持ってこない。悲しいうさぎ。するとそばで犬が猫と喧嘩を始め、犬が猫の長いしっぽを噛む。うさぎはその時に落ちた短いしっぽの切れ端を拾い、自分のしっぽにする。短くてもしっぽはしっぽ、というお話。

めでたし、なのかはわからないけれど、うさぎもしっぽを得られてよかったのだろう。面白いお話だ。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/428


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 ※ご注文・お支払い方法 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット