ダイアリー

4/13 仲良し

2020年04月13日

月曜日。春の嵐。ベランダのジャスミンが咲き出している。蕾が風に揺れている。

トルストイ「さんびきのくま」。よく知っているお話だからこそ画家による表現の違いを楽しめる。このお話も色々な画家の絵本があり見比べが楽しい。

ザリツマンのこの絵本は、表紙にくま家族の仲良しな様子が描かれているところが微笑ましい。お父さんぐまがいいな。優しい眼差しは正面にいるシャボン玉をしているこぐまに注がれ、でも、お母さんぐまが編み物をしている毛糸玉を膝の上に乗せてしかもちゃんと落ちないように番をしている。お母さんぐまも編み物をしながらこぐまを見ている。ほほえみながら。夫婦の信頼関係や子どもに対する愛情が伝わる。

歩く時はお父さんとお母さんは腕を組んでいるし、2人で三輪車で進むこぐまを見守っている。家族の平穏な日常の表現が具体的なのだ。それだけに、その日常をかき乱す出来事に対する驚きと困惑の表現がより際立つ。最終的にお父さんは白目をむいている(ようにみえる)。

大切な家族の日常。それを守るため以後くま家族は出かけるときには家に鍵をかけるようになったと想像する。いやそれとも落とし穴をつくったかしら。(直)

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