ダイアリー

4/20 ダーチャ

2020年04月20日

ロシアの郊外の家、ダーチャ。もともとは11世紀頃にピョートル1世がペテルブルクを作る際に家臣たちに与えた土地のことで、ダーチ(дать=与える)が語源とのこと。帝政時代は貴族、そして19世紀あたりになると中流階級の人々が求めるものとなるが、ソ連成立時に一旦没収され、後に労働者たちに広く与えられた。

現代でも週末には都市部から車を駆って郊外のダーチャに行き、菜園作りに勤しんだり、森でベリーやきのこをとったりする生活を送る人は多い。

自然豊かなダーチャの周りにいる様々な生き物たちを紹介している「生き物図鑑絵本・ダーチャには誰が住んでいるの?」数年前ハードカバー版をご紹介したが、今回好評のためソフトカバー版で再登場。前のページに隠れている次の生き物を当てたり、最後のページの身体の一部の一覧その動物が何かを当てたり、工夫を凝らした内容となっている。

今、モスクワなども大変な状況だ。街を閉鎖する前にダーチャへ疎開した人もいるようだが、今は無理と聞いている。仕方ないことなのだが、ライフスタイルにダーチャが組み込まれている人たちにとってそれも相当なストレスだろうと想像している。

郊外のダーチャの周りに暮らす生き物たちもいつもの春と違う変化を感じているのではないだろうか。(直)

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