ダイアリー

4/27 未来と希望

2020年04月27日

ジャスミンの花が盛りを迎えて、入道雲のようにもくもく沸き立っているような形で咲いている。力強い生命力にあやかりたい。

マヤコフスキーの詩によるアヴァンギャルド絵本を2冊ご紹介。「いいことってどんなこと?わるいことってどんなこと?」と「動物がたくさん!ゾウからライオンまで」だ。

「いいこと…」は文字通りしてよいこと、悪いことを教える絵本。未来を担うこどもたちへのマヤコフスーからのメッセージだ。短い言葉とシンプルでとてもわかりやすいニコライ・デニソフスキーの絵が一体となってはっきりとよいこと、わるいことを教える。

「動物…」は次から次へと動物たちが登場する楽しい絵本。ロシアには元々いないライオンやカンガルー、ペリカンやラクダなどを珍しい憧れの動物たちをユーモアを交えてマヤコフスーが紹介。キリル・ズダニヴィッチは動物のありようを的確にとらえそのフォルムを担保しつつ軽妙にして洒脱に表現して見事だ。

ロシア革命を「私の革命」と呼びアヴァンギャルドの旗手として大いなる足跡を残しながらその革命の行末に絶望を持たざるをえなくなり(といわれている)37歳でピストル自殺をしたマヤコフスキー。

マヤコフスーは未来そして希望を託すべきは子どもたちだとの思いから詩を書き、絵本を作った。その志をこれらの絵本からくみ取りたい。

ロシアがアヴァンギャルド絵本を当時のままで復刻し出版しているシリーズより。(直)

画像、詳細 https://karandashi.ocnk.net/product/450
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