ダイアリー
7/29 働く
2020年07月29日
ブロツキーの詩とオレイニコフ画「 仕事のアルファベット」はアルファベットに則して様々な仕事、働く人々が登場する。オレイニコフの絵は示唆に富み結局のところ仕事とは、働くとは何かということも含めて思索の海に誘われることになる。
絵本のページをめくり、まずは単純に働くことの多様性を知ることになると思う。ブロツキーは20代前半でこの詩を書いたようなのだが、自身は10代後半には工場や遺体安置所などなど様々な仕事に就いている。
この絵本は詩を味わい、絵をそのまま楽しむだけではなく、実は各アルファベットのページには、そのアルファベットを頭文字とする動物を始めとした物が隠されているのでそれを探す、という仕掛けもある。解答は巻末リストに記載されている。しかも、そのリストにはない言葉も隠れているというのだ。
アルファベット最後のЯ(私という意味)のページは、ブロツキー本人が登場して、このアルファベットをあなたに今書いている、とある。(直)