ダイアリー

アヴァンギャルドな昼下がり

2014年11月25日

最近行くことの多い横浜方面。今回、いつもはさーっと通り過ぎていた砧公園に立ち寄りました。目的は世田谷美術館の「松本榴樹コレクション ユートピアを求めて ロシア・アヴァンギャルドとソヴィエト・モダニズム」展。革命時のプロパガンダポスター、ネップ下の映画ポスター、第一次5ケ年計画時の政治ポスターという大きい3つのくくりで、思った以上にたくさんのポスターの実物が展示されていました。まずは、とにかく1枚1枚のデザインの力に目を見張るのですが、かなり大きな作品もあったので、実物大の存在感にはははぁーってひれ伏すような心持での見学でした。図柄の抽象化、構成、タイポグラフィー、色使い…素人の私などは、カッコイイなあと溜息をつくしかないのですが、刺激はおおいに受けました。で、その気になって会場で葉書にシールを貼るコーナーにチャレンジ!
 メッセージを伝え、民衆の心を掴む、いってみればたった紙1枚のメディアであるポスター。素朴なルボークにルーツをたどるその民衆のメディアが、革新的な芸術運動の成果として花開いた時代。その貴重な記録にしばし向き合うことができてよかったです。


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