ダイアリー

5/14 ゴキブリ大王

2021年05月14日



明日午後はオンラインオープンルーム。見たいロシア絵本やご質問などある方はどうぞ。個人対応。本日中に予約お願いいたします。

梅桃が今年も赤くなってきた。そろそろ収穫かな。さわさわ初夏の風。

資料絵本からコルネイ・チュコフスキーの「お話集」をご紹介。「盗まれたおひさま」や「アイバリート先生」やたくさんの子どものための詩や短いお話が収録されている。

画家はヴァスネツオフやステェーエフ、そして表紙の絵を描いているコナシェーヴィチなど人気挿絵画家がズラリ。とても豪華な内容だ。

表紙の絵のお話は、お月様を夜空に打ちつけているところで「ゴキブリ大王」の最後の場面。

ある日現れた1匹のゴキブリに動物たちは全権掌握されてしまい手も足も出なくなる。その暴挙を誰も止められずにいたところ、1羽の雀が来てパクリとゴキブリを食べてしまう。大喜びの動物たちの宴の踊りの振動でお月様が落ちてきたので、空に戻して釘で打ちつけた。というお話。

子どもにとっては荒唐無稽で面白いお話だけどもちろん痛烈な風刺である。この絵本は1972年版。資料としてご厚意でカランダーシに預けていただいているもの。(直)


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