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2/25 #нетвойне

2022年02月25日

まさか…と思いたかった事が起きてしまいました。そして現在進行中です。昨日から胸が苦しいです。ウクライナの人たちの事を思い、またこの事に心痛めているロシアの人たちの事を思っています。Нетвойне(戦争反対)です。

今日は資料絵本からウクライナの民話絵本をひとつご紹介します。『わらの牛』というお話です。左は1971年刊でハイキンの挿絵です。右は邦訳版(田中潔訳 ネット武蔵野)で挿絵はラチョフです。

おばあさんがおじいさんに頼んで作ってもらったわらの牛には松ヤニが塗られます。丘の上で牛を放しおばあさんは糸紡ぎしながら寝てしまいます。

そこへくまがやってきて松ヤニを分けてもらおうと牛に触ると引っ付いて離れなくなってしまいます。おじいさんはそのくまを穴蔵に放り込みます。その後おおかみ、うさぎ、きつねが次々と松ヤニに引っ付き捉えられ穴蔵に放り込まれます。

おじいさんはナイフを研ぎ動物たちを殺そうとしますが、動物たちは贈り物や労働を約束して逃してもらいます。そしてその約束はきちんと守られました。おじいさんとおばあさんはわらの牛のおかげで幸せにくらしました。というお話です。

このお話は以前クニーシカの会で皆さんと翻訳しましたので懐かしいです。そして昨晩はそのクニーシカの会の開催日でした。初めての夜開催です。

最近参加者の方々がお忙しくて週日午前という設定が難しいと感じており、またコズリナ先生からのご提案もあったので朝から夜へお引越しをしてみた第一回目でした。ありがたいことに新しい参加者もいらして、またお仕事でいらっしゃれなかった方も久々に参加してくださり賑やかな会になりました。

テキストは『Дядя Фёдор 』です。コズリナ先生のご指導のもと家出した息子からの破茶滅茶な内容の手紙を両親が読むところを皆で読み訳してゆきました。表現のニュアンスの捉え方などもちろん、犬の品評会のことやインフルエンザ事情などなどソビエト時代の実情もお聞きしながら物語理解を深めてゆくことができました。感謝。来月は3月24日(木)夜8時からです。参加者随時募集中です。よろしくお願いします。

明日午後はオープンルームです。ロシア絵本をご覧になりたい方はどうぞいらしてください。ご予約を本日中にお願いします(直)






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