ダイアリー

1/20 答え合わせ

2024年01月20日

これから雪になるような話もありますが、どうなるでしょう。

寒い日が続いていますが、地面からは去年秋に植えたたいくつかの球根から緑の芽が顔を出して伸びてきています。実は、ちゃちゃっと数カ所に適当に植えて目印もつけていないので、どこに何を植えたのかはっきりと憶えていません。なので「へぇ、私こんなところに植えたんだ」と答え合わせをしながら花が咲くのを待っています。

今回新しく紹介した絵本の中にトラウゴット画『せむしの仔馬』があります。私は出会った時からトラウゴットの絵にとてもひかれています。

カランダーシの部屋には一冊トラウゴットの挿絵による古い厚い書籍があります。以前にもここで紹介したと思いますが、Mさんという方から譲り受けたものです。シャルルペローのお話集ですが、ページを捲るたびに美しい挿絵が次々と繰り出してため息が止まりません。

水彩の滲みが物語の幻想性を際立たせてどこか知らない世界に迷い込んだような心持ちになるのです。滲みに潜むのは生きていることの哀愁かはたまた密やかな希望という名の囁きなのか…大人だからこそ味わえる深い余韻の世界。オープンルームの際にいらした方に見ていただいたりしていますが、もっと知っていただきたいなと思っています。

ささまさんの紅梅。儚く柔らかい季節の手触りに静かに感謝しつつ。(直)







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