ダイアリー

9/14 カクトラノオ

2024年09月15日



秋らしく少し気温が下がった日もあったのですがそれは一瞬のことでした。毎日真夏並の暑い日が続いています。そんな中外の塀と基礎の隙間に毎年勝手に生えてくるカクトラノオの花が咲き出し嬉しいです。かなり過酷な環境なのですが、あまり構いすぎると生育がかえって良くなかった経験があります。今年は割といい感じです。

今年もささまさんの青柿をいただきました。季節が進むと色が変わってゆきます。これから晩秋の熟柿まで楽しみです。

免許の更新に行ってきました。流れ作業であっという間に撮られた写真はあれれという感じで髪が乱れていましたけれど、勢いが感じられていいかと思うことにしました。

ロシア語の勉強で色々なお話を訳して楽しんでいるのですが、最近スズメが主人公のお話を読みました。そのお話の中で民間療法的にオーツ麦やヨモギ、そしてミントなどが使われていてとても興味深いと思いました。

調べてみると、ロシアにもヨモギの仲間があり、胃腸薬、チンキ剤、虫駆除剤を始めとして香辛料など様々な用途で使われているようです。お話の中では畑で栽培されていたようです。日本のヨモギとはまた少し異なるのかもしれませんが、よく知っている植物がお話に出てくるとすごく親しみを感じます。

新しく絵本を紹介しています。ヴァスネツオフの民話集は初めて見る挿絵もあり、またキツネの楽しい短篇がたくさん入っていたりとても充実した内容です。

『北へ-かもめを追う旅』は2021年の金のりんご賞受賞絵本です。姉妹と両親4人家族の夏の旅を記録した絵本です。サンクトから車で様々な場所に立ち寄りながら北へ北へ向かいます。歴史的な場所に立ち寄り、自然の懐に飛びこみながら10代のアーニャとヴァーリャの姉妹はスケッチやスマホで記録を残してゆき、それを元にこの絵本は作られました。そう、この絵本のアイディアとイラストはこの姉妹によるものなのです。

どのページのイラストも色味が抑えられ黒色が基調として取り入れられ、鋭角的な掠れを活かした貼り絵のようなデフォルメ表現も相まって、どこか緊張味のあるファンタジー感を醸しているように感じます。見たままのスケッチを消化してあらためてその画像をアートとして再構築し、伝えたい印象を大胆に効果的に表現しています。

現代のロシアの若い人の作品を見るのはとても嬉しいです。(直)






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