ダイアリー

6/29 熊が耳を

2025年06月29日

蒸し暑い日々が続いています。エアコンをつけていてもぼーっとしてしまいます。エアコンは得意ではありませんが、今年も折り合いをつけながら付き合って行かねばなりません。最後の紫陽花が色づいてきました。八重で小ぶりな花です。気がつくと涼しげな擬宝珠はもう咲き終わり、半夏生が咲き始めています。

木曜日はクニーシカの会でした。コズリナ先生のご指導のもと、テキスト『Моя собака любит джаз』を読んでゆきました。このテキストは今までに比べると難しいこともあり、個人的には、予習段階ではふわっとしか掴めていない文章の意味の解像度を先生や皆さんとのやり取りでぐぐっと上げてもらうという事が多く、大変さはありますが、なるほどそういうことか!と分かることの楽しさは大きいとも感じています。

今回、お話の中でГалоша というオーバーシューズなるものが登場しました。これは靴が濡れないために靴の上に履くカバーシューズのことで長靴のように丈は長くありません。コズリナ先生によると、雪や雨から靴を守るのはもちろんですが、溶雪剤の薬害から靴を守る役目が大きいと伺い、ロシアの雪との付き合い方の一端を知ることができ興味深いことでした。

また、面白かったのは、相手に皮肉を込めて何か言いたいときには反対の意味の文章をアクセントを強調して伸ばして発音するということを教えていただいたことです。ということで読み方の解像度も上げていただきました。忘れないようにしないとです。

そうそう、ロシアで音痴は「медведь на ухо наступил」と言うのだと教えていただきました。熊が耳を踏んだという意味です。ロシアらしい表現に思わず笑ってしまいました。勉強になります。感謝。

ロシア絵本を紹介ししています。その中で『跳んで跳ねて-ロシアのわらべ歌集』は、カルナウホワ、カピッツァ、ブラートフなどが収集した楽しいわらべ歌が9篇収録されています。
明るい彩りの臨場感たっぷりのヴァスネツオフの挿絵が、わらべ歌の世界により親しみを感じさせてくれます。
表紙の絵の可憐な白い花が印象に残りますが、ヴァスネツオフの植物の描き分けに注目して見てもきっと面白いでしょう。
絵を見ながらリズムに乗って詩を声に出して読めばさらに楽しくなるでしょう!(直)








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