ダイアリー
6/29 熊が耳を
2025年06月29日
今回、お話の中でГалоша というオーバーシューズなるものが登場しました。これは靴が濡れないために靴の上に履くカバーシューズのことで長靴のように丈は長くありません。コズリナ先生によると、雪や雨から靴を守るのはもちろんですが、溶雪剤の薬害から靴を守る役目が大きいと伺い、ロシアの雪との付き合い方の一端を知ることができ興味深いことでした。
また、面白かったのは、相手に皮肉を込めて何か言いたいときには反対の意味の文章をアクセントを強調して伸ばして発音するということを教えていただいたことです。ということで読み方の解像度も上げていただきました。忘れないようにしないとです。
そうそう、ロシアで音痴は「медведь на ухо наступил」と言うのだと教えていただきました。熊が耳を踏んだという意味です。ロシアらしい表現に思わず笑ってしまいました。勉強になります。感謝。
明るい彩りの臨場感たっぷりのヴァスネツオフの挿絵が、わらべ歌の世界により親しみを感じさせてくれます。
表紙の絵の可憐な白い花が印象に残りますが、ヴァスネツオフの植物の描き分けに注目して見てもきっと面白いでしょう。
絵を見ながらリズムに乗って詩を声に出して読めばさらに楽しくなるでしょう!(直)