ダイアリー

2/5 歴史と絵本。

2017年02月05日

カランダーシでは淡交社さん発行の「対訳付き20-30年代黄金期絵本シリーズ」を扱っているが、そうなるのにはやはり人の縁というものがあって、ありがたいことと思っている。
これらは1920~30年代の絵本そのままの体裁を踏襲していることがまず最大の特長だ。ざら紙にホッチキスどめ。多分当時はもっと紙質は悪かったように思うが、光沢のない紙に沈むインクの色具合などはこうであったたろうと思われる。
粗末、ともいえる造りの絵本が当時大量に印刷され、子どもたちへ手渡された。芸術家たちは情熱を持ち、絵本を作ることに取り組んだ。未来を担う子どもたちへ、絵本は最もわかりやすく伝わりやすいメッセージであったはずだ。輝く明日への希望がこめられた絵本なのだ。しかし、その時代が長く続かなかったことも含め、絵本が歴史とともに大きな足跡を残していることはカランダーシでも伝えていきたいと思っていることだ。
行きたい場所がいくつかある。しかし、なかなか行けない今日この頃。時のめぐりを待つ心持ち。(直)

「対訳付き20-30年代黄金期絵本シリーズ」http://karandashi.ocnk.net/product-group/26


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