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ステーエフ。カランダーシでは初めての作家さんだ。最初は映画製作所で画家・監督として動画をたくさん作っており、戦後国立児童図書出版所に入ってから絵本作家として活躍したと偕成社『ニャーンといったのはだーれ』あとがきにある。1903年にモスクワで生まれ1993年に亡くなっている。なるほど、絵柄の親しみやすさのルーツはアニメからきているのだ。だとすれば、ここでアニメっぽいって一体どんなことをいうのだろう、について考えてみたくなる。アニメと絵本の結実のひとつの成果、ステーエフ…なかなか興味深いテーマだ。ステーエフは子どもが興味を持つ楽しくユーモアのあるお話と軽快で愛矯のあるわかりやすい絵柄で今なおロシアの子どもたちに読み継がれている。私はそのユーモアセンスがいいな、と思っている。
1週間単位でさっくり振り返りもやらないと、と思う今日このごろ。流れゆく毎日。(直)
「きのこの下でほか全4つのお話集」
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