ダイアリー

5/31 スラヴ叙事詩

2017年05月31日

やっとミュシャ展に行くことができた。ウイークデイなのに最終日も近いとあってかなりの人出。70分(多分)並んで、国外に20作品全部が出るのは初めてというスラヴ叙事詩とそれ以前のフランス時代のポスターその他の作品を見ることができた。
それはもう圧巻のスラヴ叙事詩は壮大なテーマでありながら、民衆が丁寧に描かれていることから、歴史とはすなわちそこに存在したひとりひとりの私と同じ人間の命の軌跡だということが伝わってきてぐいとひき込まれた。同時に民族の信仰については勉強の必要を感じた。個人的には鉢植えのゼラニュームのリアリティなど、細かいところが案外印象に残っている。
順番的にフランス時代の作品の数々を次に見たのだが、展示スペースが狭くなり、また作品も叙事詩に比べて小さくなったので人垣がぎゅーっと集中し、作品の前まで行って全貌を拝見するのはちょっと大変に。それでも、サラ・ベルナールのポスターや4つの花などはじっくり見ることができうっとり。アールヌーボーの世界に「浸る」まではいかなかったけれども「触れる」ことはできたかと。(直)

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