ダイアリー

8/30 鼻。

2017年08月30日

ゴーゴリの古典、「鼻」。スピーリンの絵本として登場だ。朝食のパンの中から人の鼻が出てくる理髪師、ある朝起きたら鼻がなくなっている男…という奇想天外なお話。鼻のない顔、そして鼻だけの顔というものが登場する。スピーリンは現代の画家であるが、時代考証も含め見事に物語を視覚化し挿絵画家としての力量を遺憾なく発揮している。どのページにも暗雲がたちこめており不気味が雰囲気を伝える。鼻というごく身近な存在(内)と、建物や港の景の(外)を対比させているページデザインも面白い。最後の挿絵は、雲の中に鼻が浮かび上がっている情景。鼻しか見えないけれどちょっと笑っているように感じるがどうなのだろう。間違っていたらごめんなさい。(直)

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