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サモワール大作戦は、進んでいる。カランダーシにあるサモワールは本体の中の電熱線がひび割れており、それを交換しなければならないのだが、まず同じ部品は国も違うし時代も違うのであるわけもない。国内の電熱線メーカーが同じようなものを作っていれば、との思いで探すもやはりサイズ的にぴったりのものはなく、作ってもらうということになった。私は全く知らない分野なのだが、そういうメーカーさんは結構あるらしい。それから夫は図面を書き、目星をつけたメーカーさんに依頼に行ってくれたのだが、嬉しいことに希望通りのものを作ってくれる話はついたそうで、今見積もり待ち状態なのである。全くオリジナルでサイズなど希望通りにしてくれるらしい。電熱線は心臓部。これができてくれば、サモワールに再び命宿る感じだろうか。そうなるといいな。と思っている。
画像の絵本は、ソビエト時代のサモワールの絵本「イワン・イワヌィチ・サモワール」ハルムス作。お湯を沸かしたサモワールのもとに家族が次々とやってくる。サモワールの活躍ぶりがわかる。(直)