ダイアリー

3/9 劇場

2018年03月09日

今週末に開催されるバレエ公演のことを教えてもらった。行くことはできないが、一体どんな公演なのかサイトを見てみた。演目は「ライモンダ」全幕。主催は日本バレエ協会だ。そしてウラジストク・マリィンスキー劇場芸術監督であるエリダール・アリーエフによる新演出、新振付が注目されている。同氏によるレッスン風景とインタビューをまとめたものなどを見たが、舞台で何が起きているかをわかってもらうことに心を砕き、何よりも劇場にまたお客様が戻ってくる、足を運んでくれることを念頭にこの公演に取り組んでいることが伝わってきた。また、自らの子ども時代の経験からも小さいうちから劇場に連れてゆき、本物の芸術に触れさせることの重要性についても語っている。ロシアでは、政治の混乱があったにせよ、ずっとバレエという芸術が愛され残ってきた。同氏はそのことに誇りを持ち、この伝統を守っていきたいという強い思いを持っている。ゆえに現在ロシアでチケットの値段が高くなっていることを嘆く。そういえば、ロシアの知り合いからもそんな事を聞いたことがある。
日本は、どうだろう。小さい子どもを劇場に気軽に連れてゆくというには、チケット代もさることながら残念ながら色々ハードルがあるように思えるのだが。
画像は110年以上前に描かれたベヌアのアーズブカより「театр 劇場」のページ。バレエリュスのデザイナーでもあったベヌア。思い入れのあるページだったはずだ。劇場の楽しさが伝わってくる。

都民芸術フェスティバル「ライモンダ」全幕 https://tomin-fes.com/list/ballet03.html
アーズブカhttp://karandashi.ocnk.net/product/63


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