ダイアリー

4/27 ルスランとリュドミラ

2018年04月27日

バラが咲き出した。近づくと甘い香りがする。甘い香りといえば羽衣ジャスミンも咲き出した。小さな鉢植えを大きな鉢に植え替えたら1階から2階まで蔓が伸びかなり繁っている。花の香りは強く濃い。イライラを鎮めたりよい効果もあるらしい。ありがたい。
マーヴリナが挿絵を描いた「ルスランとリュドミラ」を入荷した。マーヴリナはつい最近までロシア唯一のアンデルセン賞受賞画家だった。本当に偉大な画家と呼ぶのにふさわしいのだが、このプーシキンの物語詩に添えられた挿絵を見て、また新たにその魅力に出会えたような気がしている。プーシキンの古典の世界を表現するにあたり、伝統的な技法を用いながらもこの一連の挿絵に新しさというものを感じずにはいられないし、何よりもプーシキンの詩への敬意と理解が伝わってくる。それは洗練されたページデザインやリズムのある挿絵の配置によるものも大きいだろう。もちろん大胆にして繊細な筆使いと美しい色使いは洗練は冴え渡っている。表紙も凝っている。美しい本だ。
明日はオープンルーム。是非手にとって見ていただきたい一冊だ。(直)


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