ダイアリー
4/29 夜の音。
2018年04月29日
画像はミトゥーリチの挿絵。アクセントで色も使っているが、グレーの濃淡だけで書棚の本の様子やうず高く積まれた紙の山の質感だけでなく、陰影を巧みに取り入れ、人物の造形表現もよどみなくその人となりがすっとこちらに伝わってくるよう表現されていて感心する。ついていない色までも見えてくるようなそんな挿絵だ。夜の書斎だろうか、その雰囲気がよく伝わってくる。この部屋ではどんな音が聞こえていたのだろうか。1つだけ気になるのはガラスのコップになぜスプーンが突っ込まれているのだろうか、ということ。何の飲み物なんだろう。(直)
ミトゥーリチ回想と作品http://karandashi.ocnk.net/product/233