ダイアリー
11/23 初日
2018年11月23日
やはり楽しみにしていた風景画は素晴らしい。ロシアの自然、ロシアの四季。それぞれの絵にあるのは精密に描かれている森や木々や雲や麦畑や水たまりや雪だったりするのだが、その見える視覚情報と共に共通してこちらに伝わってくるのは描かれてはいないすっきりと澄んだ北の国の空気。この空気感はロシア特有のものだ…と書き出すととめどない。今回は写実、抑制、描き手の知性、そんなことについても宿題をもらいつつ会場を後にした。圧倒されるというのとは違う、翻弄されるでもない、静かに対峙したいそんな絵の数々。会期中また会いに来るのを楽しみにしたい。
館内ミュージアムショップのナデッフモダンさんにはロシア関連書籍やグッズがズラリ。まるで一軒のロシア関連書店のようだ。カランダーシの出版絵本やロシア語絵本も並べていただいていた。それから個人的にぐっと心を掴まれた手編みの指人形や様々なグッズや日本語のロシア絵本もたくさんあってとても楽しい空間だった。
さて、次来るのはいつになるだろう。それまでに図録を少しでも読めるのだろうか。画像はラウンジでいただいたボルシチ。(直)