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12/2 ニコライ2世

2018年12月03日

このところ目を通していないことも多いのだが、ふと開いた朝日新聞の夕刊で「ニコライ2世」についての連載が目に留まり、久しぶりに切り抜きをしている。まだ3連載は回目だけど100年前にエカテリンブルクで亡くなった最後のロシア皇帝の末裔たちの動きを知ることができ、興味深い。
ニコライ2世といえば、今年の夏サンクトペテルブルクに行った際に訪れたエカテリーナ宮殿で見たニコライ2世の子どもたちが遊んだというお人形と木馬を思い出す。100年の時を経ているが、綺麗に保存されていて何か生々しさも感じられ、主のない玩具の虚しさも相まって心に強く残った。ふと、絵本は残っていなかったのだろうかと思ったりした。多分自国ものだとベヌアのアズブーカをはじめ、パレーノヴァ、ヴァスネツオフ、ビリービンやナールブトの絵本、クネーベリ社が出したものなどの他、きっとヨーロッパ、特にフランスの絵本をたくさん持っていたのではと推測するのだがどうなのだろう。
その後、革命で絵本の存在意義も大きく変わり、それまでは主に上流階級のものだった絵本が民衆のものになり広がる。
豪華な木馬で遊んでいた子どもたちはそんなことは知る由もないわけだが。(直)


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