ダイアリー
4/12 春浅し
2019年04月12日
でも、今週あたり関東でも雪が降ったり季節も足踏み。なかなかスンナリとはいかないところがもどかしい。
ロシアの森の四季の「今」をパノラマで見せてくれる、図鑑絵本「森の中で」の春のページを見ると、雪解けであちこちが水没してしまい、倒木や小島の樹上を拠り所とする動物たちが描かれている。
案の定小さな動物たちは天敵に狙われ易くて、実際ネズミが鷲に捕まるところが描かれている。でも、狐に追われたウサギは水に飛び込み、泳いでいる。ウサギって泳ぐのか…とちょっと驚いたのだが、泳ぐらしい。
イノシシもネズミも泳いでいる。あ、ヘビも。この時期、泳ぐことは大事な移動手段なのだろう。そんなことがよくわかる。
一方カラスは営巣中で、喧しく鳴いている声が聞こえてきそうだ。オオカミは遠吠えをしている。今鷲から逃れたネズミが水に飛び込んだ「ポチャン」という音も聞こえてくる。
そして、たった今、倒木から落ちたばかりのネズミの「ポチャン」もすぐに聞こえるはずだ。高いところから落ちているので結構大きな音がしそうだ。
空をを飛ぶ水鳥の声も遠く聞こえるはずだ。耳をもっとすませば、虫たちの羽音も聞こえるだろう。静かだった冬が終わり、まずは水と折り合いをつけながらの動物たちの生態がよくわかるページ。見飽きることはない。(直)
森の中でhttp://karandashi.ocnk.net/product/268