ダイアリー
4/22 タグボート
2019年04月22日
「小さな曳き船のバラード」を入荷している。何度目かの入荷になる。昨年、雑誌「ミセス」に沼野恭子氏の解説文とともに紹介されたことから問い合わせをいただいたりもした絵本だ。
ノーベル文学賞受賞作家、ヨシフ・ブロツキーと国際アンデルセン賞画、イーゴリ・オレイニコフの組み合わせである。前述のミセスの沼野氏の解説文の言葉をお借りすると「…ふたりの才能が呼応し合った奇跡のように美しい絵本である」となる。
曳き船の宿命と憧れ。プロツキーの生涯を知る次の世代のオレイニコフが表現した崇高なファンタジー。静かなる迫力。ブロツキーがこの詩を発表したのが1962年。そして63年に逮捕され、強制労働の後、国外追放となっている。ノーベル賞受賞は1987年のことだ。
この絵本のタグボートは石炭を燃料とする蒸気船だ。煙突から吐き出される高く高く吐き出される蒸気の軌跡の力強さとやがては消えゆく儚さと。
オレイニコフは、いつか是非原画を見ることができたらいいな、と思っている画家だ。この絵本の原画は特に見てみたい。(直)
小さな曳き船のバラード http://karandashi.ocnk.net/product/284
ノーベル文学賞受賞作家、ヨシフ・ブロツキーと国際アンデルセン賞画、イーゴリ・オレイニコフの組み合わせである。前述のミセスの沼野氏の解説文の言葉をお借りすると「…ふたりの才能が呼応し合った奇跡のように美しい絵本である」となる。
曳き船の宿命と憧れ。プロツキーの生涯を知る次の世代のオレイニコフが表現した崇高なファンタジー。静かなる迫力。ブロツキーがこの詩を発表したのが1962年。そして63年に逮捕され、強制労働の後、国外追放となっている。ノーベル賞受賞は1987年のことだ。
この絵本のタグボートは石炭を燃料とする蒸気船だ。煙突から吐き出される高く高く吐き出される蒸気の軌跡の力強さとやがては消えゆく儚さと。
オレイニコフは、いつか是非原画を見ることができたらいいな、と思っている画家だ。この絵本の原画は特に見てみたい。(直)
小さな曳き船のバラード http://karandashi.ocnk.net/product/284