ダイアリー
12/1 花束
2019年12月01日
12月。健やかに過ごしたいものだ。
ラチョフ画による「さんびきのこぶた」。動物挿絵画の第一人者だけあって、動物たちの描写が魅力的だ。
こぶたたちは元気でおしゃれで愛らしい。同じ季節のはずなのに、それぞれ半袖シャツ、セーラー服、そして、タートルネックの服を着ている。タートルネックにオーバーオールのこぶたが煉瓦の家を作る。しっかり者なのだ。
オオカミは身体は大きいけれどちょっと間抜けでどこか憎めない。表情豊かでオーバーアクション。こちらはみどりのズボンに赤いサスペンダーを着用。ズボンのウエストと裾は薄緑で裾には切れ込みが入っている。また、キツネ嬢と一緒の時はベストを着用している。
動物たちの描写と共に、藁の家、木の家の描写や煉瓦の家の基礎、森の白樺の木や林檎の木の描写のリアリティがお話の世界観を豊かに伝えてくれる。
煉瓦のお家は床材は木で、暖炉があり暖かそう。薪は白樺だ。居心地が良さそうなので遊びに行きたいと思う。手土産には甘い菓子がいいかな。ちいさな花束も喜んでくれそうだ。(直)