ダイアリー

5/11 布の絵本

2020年05月11日

朝、外に出たら立て掛けてあったはずの庭箒が落ちていて箒の先の毛が散乱しいるので何事?って思ったのだけど…次に物音がした時に覗いたら、カラスが毛を毟っていた。営巣シーズン到来らしい。同じような箒ももう一本一緒に置いてあるのだけどそちらの毛は硬い。明らかにに素材を選んでいる。賢い。

背景にクラッシックな柄の布を配して詩の世界を表現している絵本「 言いつけを守るうさぎ」( ラグズドゥイニ詩/ライフシテイン絵)。各ページには詩の言葉と布の柄の特色を活かした挿絵が描かれている。細かい花柄に動物たちが潜んでいたり、青い色の布に雨を降らせたり。画家の想像力に感服だ。

この絵本はどうやって作られたのだろう。背景は布、と言ってしまったが、果たしてこれは実際の布を使って作られたのかについては気になるところだ。今時コンピュータで何だってできてしまうからだ。布っぽい背景を作ることも可能だ。しかしこの絵本の初出は1988年。多分実際の布の画像に挿絵をつけていったのだろう。と思っている。

布選び、色遊び。
かつて母や義母がキルトなどに凝っていて、傍らでたくさんの布を見たり触ったりしていた頃を思い出す。好きな柄の布はいつまで見てても見飽きないものだ。テキスタイルデザインの奥深さは果てしない。

この絵本では、詩の世界を表現するため布選びがされていており、その取り合わせの妙に感心したり、布の柄を最大限に活かした挿絵の控えめだけど大変繊細な絵柄や遊び心に共感したり、しばらくの時、そして何度でも心遊ばせたくなる。布が持つ柔らかさや温かさも味わいながら。(直)
詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/454


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