ダイアリー

6/25 小さな生き物

2020年06月25日

朝は雨。今日は鉢植えたちに水遣りしなくていいんだと思ってちょっとホッとする。そんなに大変なことではないけれど、欠かす事のできない大事な日課だ。

その際、如雨露から溢れた水を飲みに来るスズメがいたり、カマキリに威嚇されたり、蝶々と正面衝突したり、蜂に追いかけられたり、鉢底に見たこともない奇妙な虫?を見つけたり…と小さな生き物たちと触れ合うことは多い。


「静かに、静かに、森の中で」(ビャルコフスカヤ作/画)は、森の中の小さな生き物たちの様子をそっとのぞいてみた絵本。そこでは、うさぎが朝食後に松の小枝で歯を磨いていたり、蟻たちがたまごを抱いて子守をしていたり、きのこのかさにたまった雨水を飲むハリネズミ。

親キツツキが切り株の木の裂け目に松笠を挟み、中にある実をとるべく勢いよく突いている。「キツツキの鍛冶場」という言葉だけが添えられている。キツツキの子どもたちが一心に見つめ学んでいる様子が描かれている。

日本でいうところのカラスノエンドウのような実とネズミたち。キノコを集めるリスの薬屋さん…絵を見れば小さな生き物が何をしているのかわかる。そこから読者はお話を作ってゆけるし、それはきっと楽しいことだ。

表紙に男の子と女の子が出ているが、絵本の中には登場しない。その子たちの視線で描かれているからだ。息をひそめ、気づかれないようにすることが肝要だ。そっと、そっと生き物たちの生活を邪魔しないように。

詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/290


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