ダイアリー

10/23 うるわしの

2020年10月23日

明日は午後からオープンルーム(オンラインも)。予約制。お申込みは本日いっぱい。
詳細https://karandashi.ocnk.net/diary-detail/1575

ビリービンの絵本は本当に様々な形で出版されており、根強い人気がうかがえる。約120年前に出来た絵本だが、やはりロシア民話絵本の真髄的な存在として今なお揺るがない圧倒的な存在感は天晴れだ。

今回ご紹介するのは光沢紙の大判絵本の「うるわしのワシリーサ」。もちろん石版印刷のオリジナル版とはまた異なる味わいだが、発色が鮮やかで細部までクリアで見やすい。版が大きいので迫力がある。

ワシリーサは継母やその娘たちからいじめられるが、母親から渡された人形がいつでも彼女を守ってくれる。お守りとしてのお人形が大活躍するお話だ。彼女は困難を切り抜けやがて王に見初められ妃となる。

ワシリーサは美しいだけではなく思慮深く眼差しを持ち、嫋やかではあるがしっかりとした骨格をもち、手などは大きい。骸骨の灯りを持つ立ち姿は警戒しながらも前に向かう意思が感じられてアクション映画のヒロインのようでもある。

不気味な雰囲気とワシリーサの凛とした美しさにゾクゾクしながら見飽きることのないページだ。(直)
詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/514


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