ダイアリー

12/22 クニーシカの会

2020年12月22日

今日は今年最後のオンラインクニーシカの会を開催。「дядя Фёдор 」をコズリナ先生のご指導のもと皆さんと一緒に読み進めていった。

主人公のフョードルが知り合った猫を家で飼うか、飼わないかの父親と母親の口論は動物嫌いの母親が勝利。フョードルは猫を連れて家出をすることを決意し、決行する。まだ6歳くらいなのに。

コズリナ先生によると当時、ソ連時代は共働き家庭がスタンダードで、主婦は働いた後の家事もほぼ担っていたとの事。動物嫌いでなくても動物を飼うことに慎重になるのは当然だと思う。結局は母親が面倒をみることになることが多いからだ。

父親は楽観的に最初はフョードルに味方するが、結局はフェードアウト。身を挺してまでフョードルの為に戦おうとはしない。おそらくフョードルはこういうやり取りをもううんざりするくらい見てきたのだろう。

家出も衝動的というより、フョードルにしてみれば機が熟した感じなのかもしれない。日常の閉塞感からの脱却。この物語、アニメの人気の根拠はそんなところにもあるのだろう。

さてこの少年はここではない何処かに行き、果たして幸せになれるのだろうか。楽しみに読んでゆきたい。

月に一度ぎゅっと集中してロシアの物語を読む時間。よかったらご一緒にいかがですか?(直)




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