ダイアリー

1/7 『乙嫁語り』。

2017年01月07日

『乙嫁語り』(KADOKAWA刊)(作者/森薫)全9巻を読んだ。以前から名前は知っていたけれど、ウズベキスタンについて調べる中でこの漫画の名前を結構見かけて読んでみたくなったのが動機。舞台は19世紀の中央アジア。物語は20歳のアミルが12歳!!の少年カルルクの元に嫁いできたところから始まる。この夫婦と周りの人々、そしてカルルクの家で居候していた研究者スミスが旅で出会う乙嫁たちが織りなす物語。ロシア侵攻の緊張下、争い、闘いの火種はあちこちで燻っている。見渡せば遥かなる広い広い大地。そんな中、人々は日常生活を大切に守りながら暮らしている。その暮らしの様子がとても丁寧に描かれていて興味はつきない。たとえば、女の子は小さい頃から自分の嫁入りのための布仕事を始める。刺繍はとても重要な手仕事。そしてこの漫画の装束の魅力といったら!実際に再現化に真剣に取り組んでいるコスプレーヤーさんもいらっしゃるようだ。時代、場所は遥か遠くでも描かれているのは人が生きていく物語。人物描写も豊かですっかり引き込まれてもう一緒になってドキドキハラハラ。
とにかく漫画で読むことでぐっと中央アジアが身近に感じられるようになった。ありがたい。
次巻がとても楽しみだ。

これはロシアの刺繍図案集http://karandashi.ocnk.net/product/153
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