美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2019年05月21日

ラチョフ画の「おだんごぱん」の表紙はとびきりの笑顔が印象的。登場する動物たちは民族衣装を着ていて、表情も豊か。背景の自然の描写にも注目だ。

登場するのは動物たちだけれど、ラチョフは動物たちに民族衣装を着せることで人間性を投影して表現。でも、それは、当時の社会主義的リアリズムの時代大変なことだった。
http://lucas705karandashi.blogspot.com/2014/01/blog-post.html?m=1

服を着ていても、動物のリアルが担保されているラチョフの挿絵。それは骨格、筋肉…動物の全てを繰り返し繰り返し膨大な数スケッチすることで培ったものだ。

素朴なお話だけれど、この絵本はラチョフの動物表現にも注目して楽しみたい。罫飾りもあり、とても民族色の濃い一冊だ。(直)

おだんごぱんhttp://karandashi.ocnk.net/product/137


2019年05月20日

今日は絵本の研究会。ロシア絵本に関してまとめた原稿について発表させていただいた。終わったら、喉がカラカラになった。皆さんに講評していただき、貴重なアドヴァイスをいただいた。内容も含めまた揉んでよりよい原稿を作りたいと思う。頑張らなきゃ。だ。とても勉強になった。

ティーブレイクはメンバーのMさんの英国土産の美味しいフルーツクッキーをいただきながら。箱入りのお塩もお土産でいただいた。おしゃれ!

そして、会の後は、皆さんをウレシカさんにご案内して町田尚子さんの「なまえのないねこ」(小峰書店)の原画展を見た。今日が最終日ということでたくさんお客さんがいらしていた。

私はありがたいことに先日に引き続き2回目の今原画展。あらためてじーっと原画を見ていると、前回気が付かなかったある細かい描写に気づいた。ほほう、となった。さらにお話の世界が深まった。やはり再度行ってよかった。

色々とありがたい1日だった。(直)
2019年05月19日

牧場の風景。「どこにいたか当ててみて」という1973年ソビエト時代の絵本だ。エレーナ・ウラジニーナ/詩、フランチェスカ・ヤールブソワ/絵とある。ヤールブソワはノルシュテインのパートナーで、「霧の中のハリネズミ」などの画家でもある。

まだ小さな子牛たちがいる風景。ここはコルホーズ農場。大きな瞳の子牛たちはまだ幼すぎて少し不安げにも見える。

子牛といえば、朝ドラの主人公がいよいよ上京するので、楽しみだった北海道の雄大な景色や生まれたての子牛を見られなくなるのかと思うとさびしいと思っている。

また、牛繋がりでいえば、先日、翻訳のクニーシカの会で、「藁の牛」のお話を読んでいて、藁で作った牛の脇腹にタールを塗るというところで、何故そんなものを塗ったのかとなった。私が牛の模様に似せたのでは?と言ったら、先生から考えすぎだと笑われてしまった。

そうなのかもしれない。でも、そうじゃないかもしれないとも少しは思いたいとも思った次第。(直)
2019年05月18日


オープンルームありがとうございました。

今日は直前に届いた絵本を何とか急いで並べることができてよかった。サイトでもだんだんと紹介していきたい。

午後中雲行き怪しく、窓を開けると湿った風にが入ってきた。梅雨も近いのだろう。庭のユスラウメががだんだんと赤くなってきている。ドクダミも咲き出した。バラはピークを過ぎたものとこれからのものと。

昨年小さな鉢植えで購入したレモンの花が咲き出した。ちょっと頼りないような幹の太さだけれど、実の収穫を楽しみに育てたいと思っている。

来月のオープンルームは1日と15日がお休みの予定だ(直)


2019年05月17日

ロシアの樹木といえば白樺がすぐに思い浮かぶ。絵本の中の風景にもよく登場するし、実際に行った時にも本当にあちこちでよく見かけた。

郊外で豊かに葉を繁らせた大木が風に枝を揺らす様に見惚れたこともある。青空に生えてとても綺麗だった。個人的にロシア絵本のことなどやっているせいか、いつのまにか、白樺に愛着を感じるようになっている。

この白樺、日本だと高原や北海道などで見られるというイメージがある。例えばこのあたりだとあまり見かけることはないように思うし、気候的に難しさがあるのかもしれない。なんて思っていたのだが…。

実は、先日、この西荻にもかなり背の高い白樺の木があることに気づいて驚いた。ずっとこの街に暮らしていても、ビルに囲まれたその場所に背の高い木が生えていることさえ頓着してなかった。でも、たまたまその近所で雨宿りをすることがあって、手持ち無沙汰で周りの風景をボンヤリ眺めていた時に、「あれ、あんな狭いところにあんな背の高い木があったんだ、あれ、幹が白いぞ、もしかして、白樺?」となったときには少々興奮してしまった。

イヤイヤ違う種類の木かもと思って調べてもみたのだけど、多分、ほぼまちがいなく白樺だと思う。

近くまで行くことができる場所なので、行って見上げてみた。かなり高い木だ。あまり陽当たりのよい場所でもないせいか、ちょっと細めかなぁと思うけれど、逆によく育ったなぁと感心したり。

それ以来、その場所の近くを通るのが楽しみになった。いいことだ。

明日はオープンルーム。外階段のバラもいよいよピークだ。(直)


2019年05月16日

西荻窪ウレシカさんへ行ってきた。ご近所なのだけどうかがうのは久しぶり。現在、町田尚子さんの新作絵本「なまえのないねこ」(文:竹下文子 小峰書店刊)の原画展が開催中だ。

2階の展示スペースの白い壁に並ぶ1匹のなまえのないねこの原画。絵本の内容(文)を知る前に原画と向き合う。ひと場面ひと場面のなまえのないねこのただずまいを目で追いながら、わたしの中にある気持ちが動く、揺れる。

そして、後で絵本としてお話と合わせて読むことでまた深い余韻に浸るのだが。可能ならお話を知った上でまた原画を見てみたいなとも思う。

お向かいの花屋の花桂さんで、小さな白い花のポット苗を購入。ユーフォルビアという名前。かつて一度は覚えたと思うのだが忘れてしまっていた。せっかくの素敵な名前、今度は覚えたいものだ。(直)
※画像は撮影許可されていた壁面のもの
2019年05月15日

イリヤ・カバコフのソビエト時代の子どもの本のための仕事を見ることができる1冊。詩と物語集である。

「私は飛びたい」という詩のページ。市街地の上空をネクタイをしてジャケットを着た男が飛んでいる。笑顔だ。ツバメが飛んでいる。白い鳥は鳩だろうか。

どうしてもソビエト時代のカバコフの芸術家としての立場や苦悩を思ってしまうところはあるが、それはそれとして単純に子どもの本の仕事の足跡を見るのは楽しい。独特のペンさばきと色使い。大胆な構図やページデザイン。作品により描き方も随分違う。面白い。

さて、小さな子どもの頃はやはり自力で空を飛びたいなんて思っていたような。今、もし飛べるとしたら何処へ行きたいだろう。とりあえずお向かいの大きなマンションの屋上のさらに上のアンテナ付近まで行って夕陽なんかを見てみたいかもしれない。多分いつもいるカラスに攻撃されるだろうけど。(直))

http://karandashi.ocnk.net/product/275
2019年05月14日

夕方、小糠雨、自転車、川沿い、ツバメの声、横切るトラ猫、続いてブチ猫、バラの香り、ラ・カンパネラを弾く音…。返却期日を過ぎた本を慌てて西荻図書館まで返しに行くいつもの道はすっかり初夏の風情だった。図書館のアンネのバラは今年も大輪の花を咲かせていたし。

そういえば、お豆腐屋さんのラッパの音を聞かなくなって久しい。なんてことをふと思い出した。

画像は「ビリー・ビンキちゃん」トクマコフ画だ。ロシアの絵本だけれども、スコットランドの昔から伝わる民俗詩の絵本。

この絵の詩は、ネギを買って(くださいな)というタイトル。結局はいたずらっ子な女の子だけを買ってくださいな、という内容。すっきりとした白い背景と、まん丸顔のとびきり元気そうな女の子の明るい笑顔がいいな。

レフ・トクマコフの作品はトレチャコフ美術館やプーシキン美術館、また国外ではブラスティラヴァ国立美術館などにも収蔵されているようだ。この絵本は夫人のイリーナの訳詩。夫婦共作だ。(直)

ビリービンキちゃんhttp://karandashi.ocnk.net/product/282

2019年05月13日

アンナ・デスニツカヤ画の「ある古いロシアの家の物語」は大きくて重い絵本。2017年ブラスティラヴァ世界絵本原画展金のりんご賞受賞作品だ。

表紙に家の扉が描かれている。それはある家の扉。その扉を開けると、家族の歴史の物語が始まる。この絵本はこの家に住む家族の100年の歴史が記録されている。

1902年〜2002年までの間にロシアに起こった様々な出来事。それらは容赦なくこの家にも大きな影響を与え、家族は翻弄されながらも今日という日をその家に守られ生きてきた、その日常の軌跡が淡々と紹介されていく。

それぞれの時代の生活の様子が細かく描かれていて興味深い。着ているもの、使っている道具、家具、食べ物、おもちゃ…。1927年には新しかったトイレが45年には古びて、周りは物置状態に。使わなくなったサモワールも置いてあったり。

生きて、働き、泣き、笑い、私たちは一生を終えてゆく。その家族それぞれの一生を包み込む家の存在は偉大だ。それは家族の心集う大切な場所なのだ。

この絵本には家系図がついていて、誰が絵本の中の何ページに出てきたのかもわかる。なので、それぞれの人生模様も追う事ができる。

そしてその家系図にはちゃんと、この家に共に暮らした大切な家族である歴代の犬や猫のものも記載されている。表紙の扉からのぞいてる猫は家系図から判断すると、多分マリーシちゃんじゃないかな。1945年生まれで49年には亡くなっている。(直)


2019年05月12日

ロシアのバレエの絵本。歴史から演目、音楽、舞台装置のことまで詳しく教えてくれる絵本だ。

ダンサーの動き、骨格や筋肉がきちんと描かれているので、見ていて美しいと思うと同時にその背後にある日々の厳しい鍛錬を思わずにはいらず、表現者として踊ることってなんて凄いことなんだとあらためて感心してしまう。

劇場のことやオーケストラや美術のことなど含めて、バレエが総合芸術であること、とても奥の深い世界なのだということがよくわかる。

この絵本を見ていると劇場にバレエを観に行きたくなる。そして、個人的には踊れずとも身体をちょっとは鍛えなきゃという思いがわいてくる。いいことだ。(直)

バレエ絵本http://karandashi.ocnk.net/product/266













2019年05月11日

オープンルームありがとうございました。

小さなお子さんとパパやママたちが訪ねて来てくださるのはとても嬉しい。何かしら少しでも楽しい場所と思っていただけるのなら幸いだ。

今カランダーシの部屋に登る階段のバラ、バフビューティが咲き出してきれいだ。これからどんどんどんと咲いていく。小さな苗だったのに随分と育ったなぁと感慨深い。

それにしても急に暑くなって、今日はエアコンをつけていた。本当に季節が進むのは早い。さて、今年の夏は暑いのだろうか?お手柔らかに願いたいな(直)



2019年05月10日

明日はオープンルーム。
バラが咲き出したのでそちらも楽しんでいただければと思う。

画像は入荷してきたきのことベリーだけの図鑑。明日はこんな本も並ぶ予定。まずは、ベリーの種類の多さにびっくり。実と花と両方紹介されているところがいい。とはいえ、ここに載っているのは代表的なものだけだろう。

絵本「セリョージャとあそぼう!」にも出てくるビルベリー(черника)も見開きで紹介されている。とてもポピュラーなベリーのようだ。

以前、ロシアできのこ狩りをした時、今度はベリー狩りにどうぞ!と言われた。もちろん、(行けるのならば)行きたいですとも!

その時、ベリー狩りは蚊の対策がマストと聞いた。あちらの蚊は身体も大きく刺されると結構なダメージだそう。きのこ狩りの時も皮膚を出さないように細心の注意を払った。

この図鑑にも、蚊やカタツムリや毛虫など、森にいる虫たちが脇役的に登場している。蚊は結構な頻度で登場しており、本当にベリー狩りに行くなら覚悟がいるようだ。

それでも、ロシアの夏の森に、ベリーを摘みに行けたらどんなにか楽しいだろうと思う。(直)
2019年05月09日

今日は久しぶりに高円寺の「えそんやるすばんばんするかいしゃ」さんへ。すると、欲しかった絵本、探していた絵本、気になっていた絵本がぱんぱんぱんと見つかって嬉しい限り。

店長の荒木さんともたくさんお話させていただいて、意味深く素敵な時間を過ごさせていただいた。色々な事を教えていただいてとても感謝している。

カランダーシでも好評で現在欠品中の 「ロシアの装丁と装画の世界」も分けていただき、重い荷物を抱えての帰り道。高円寺の商店街はわりと賑わっていて、若い人が多いなぁという印象。なんて個性的な!!というようなおしゃれをした人たちを見るのは楽しい。

画像は「るすばんばんするらかいしゃ」さんの店内と入口。許可をいただいて撮影。
またお邪魔できる日を楽しみに…。

「ロシアの装丁と装画の世界」http://karandashi.ocnk.net/product-list/14










2019年05月08日

ブラートフ&ヴァシリーエフが描く赤ずきんちゃんは、お洋服も赤。水玉模様のエプロンがおしゃれだし、顎のおリボンが大きくてかわいらしい。

左のページは赤ずきんちゃんの赤い出で立ちと、赤い実をつけた植物が呼応し合って華やか。そしてその赤と右のページのオオカミの口の舌の色が同じような赤。

右のページはカラスやフクロウ、そして蚊も飛んでいるし、木は朽ちている。咲いているお花も色がない。その中でオオカミの舌が生々しく赤い。

両ページで陽と陰、生と死、あるいは善と悪を対比させている。白い背景が色や輪郭を際立たせていて中々に見応えのある見開きシーンだ。

緊迫した局面だけど、フクロウが愛嬌があって和ませているところがいいな。と思う(直)

おとぎ話集 http://karandashi.ocnk.net/product/267
2019年05月07日

連休の間に季節が進んで、庭のビオラたちは徒長気味になり、紫蘭は満開を迎え、そしてバラが咲き出した。今年爆発的に咲き誇ったベランダのジャスミンは終盤戦。それでもまだ蕾が結構あり、今も窓を開けると甘い香りが漂ってくる。

ドクダミもあっという間に繁殖してしまい、もう小さな蕾をつけている。今朝少し抜いて束ねて干した。今年もお茶にするつもりだ。

お茶といえば、お昼に行った西荻窪のKIKUさんでニシオギチャサンポーのご案内をいただいた。今年は6月1日と2日。なんとこの催しも今年で10周年らしい。マップを見ると知らないお店が思った以上にたくさん。

残念ながらチャサンポーの日程は別の予定が入ってしまっているけど、このマップを参考に時間を見つけて街歩きができたらと思う。
(直)
ニシオギチャサンポー http://chasampo.com/index.html
2019年04月26日

連休が始まる。カランダーシもお休みさせていただくが、webでのご注文は自動受付しており通常通りお買物していただくことができる(発送は連休明けとなる)

連休ではあるが、30日(火)の午前中にはクニーシカの会を開催予定だ。ロシア絵本を読み、翻訳し、分かち合う会なのだが、前回から「セリョージャとあそぼう!」の作家でもあるナディア・コズリナさんを講師としてお迎えし、音読をみていただいたり、言葉について、なるほど!なお話も交えてご指導いただいている。

今後も、和気あいあいと、楽しみながら色々な絵本を読んでいければと思っている。そして、これを機に若干名のお仲間を募集したいと思う。興味のある方はご連絡をいただければ幸いだ。

画像は今回訳していく絵本「わらの牛」。ウクライナの楽しいお話だ。(直)
2019年04月25日

今年も青いシラーが咲き出した。ハナニラもまだ咲いているので、お花がたくさんで賑やかだ。シラーは植えっぱなしで放ったらかしでも毎年咲いてくれるお利口さん。そして、これからはバラが楽しみだ。

今年はカランダーシの部屋のベランダのハゴロモジャスミンがたくさん蕾をつけて今まっさかり。窓を開けていると甘い香りが部屋いっぱいに広がる。始まりは小さな鉢植えだったのにすごい生命力だ。天晴れ。せっかくなのでマタンカちゃんと記念撮影。

今日歩いた道すがらでは、スズランやシャガ、芝生のグラウンドにはタンポポがたくさん咲いていた。お花を見かけるとやはり嬉しい気持ちになる。ありがたい季節だ。

そうそう、ドクダミも元気に茂り出した。今年もお茶にできたらいいなと思っている(直)

2019年04月24日

マーヴリナ画の「カエルの王女」。裏表紙も素敵なのでご紹介。カエルが小さな盃で(多分)お酒を飲んでいる。一体どんなお酒なのだろう。

残念ながら分からないのはお酒の種類だけではない。カエルの種類も周りの植物の名前も分からない。「セリョージャとあそぼう!」に出てくるホタルブクロみたいなカラコリーチクみたいなお花と、ヒナギク、マーガレットのようなお花、ちょっとワスレナグサみたいなお花があるなぁと思う。

カエルに関しては、お腹が赤い色のカエルを調べてみたら、お腹が赤い色でイモリのような模様があるカエル、チョウセンスズガエルというのを見つけたけれど、何だかイメージが違うような。皮膚から毒を出すと書いてあるし。

スズガエルのスズは鈴の意らしいが、チョウセンスズガエルの声はアヒルみたいという情報も。鈴の音のような鳴き声ならば聞いてみたいと思うのだが。(直)

カエルの王女













2019年04月23日

ずっと室内に置いていたプリンセチアの鉢を陽気がよくなったのでベランダに出した。切り戻しをした方がいいらしいけれど、せっかくモリモリ元気なのに丸坊主にするのはなぁ…とためらっている。

画像は、マルシャーク詩、レーベジェフ画の「荷物」1927年発行の復刻版だ。毛皮をまとったご婦人が、ソファや鞄などなどたくさんの荷物と仔犬を列車の預かり係に預けて旅行に出る。でも、すぐに仔犬は逃げ出して…。

先日この絵本の当時の版のものを見る機会を得たのだが、デザイン際立つこの一冊はやはり印象深かった。

当時マヤコフスキーが述べた、明確な目的をもった芸術活動の段階、すなわち「我々にとっての絵画からデザインへの運動」の積極的な参加者の中にレーベジェフの名前があることをこの度図録「芸術と革命」で確認した。

1920年代から30年代のソビエト絵本とデザイン。当時のその芸術活動は圧倒的な軌跡を残して、今の私たちをも驚かし続けている。

さて、絵本が乗っているのは、その昔幼稚園で使われていた椅子を譲り受けたものだ。うちの子どもたちが使って役目を終えたと思っていたのだが、カランダーシの部屋で使うことに。時を経た味わい深い佇まいに愛着を持っている。(直)

荷物 http://karandashi.ocnk.net/product/100
2019年04月22日

「小さな曳き船のバラード」を入荷している。何度目かの入荷になる。昨年、雑誌「ミセス」に沼野恭子氏の解説文とともに紹介されたことから問い合わせをいただいたりもした絵本だ。

ノーベル文学賞受賞作家、ヨシフ・ブロツキーと国際アンデルセン賞画、イーゴリ・オレイニコフの組み合わせである。前述のミセスの沼野氏の解説文の言葉をお借りすると「…ふたりの才能が呼応し合った奇跡のように美しい絵本である」となる。

曳き船の宿命と憧れ。プロツキーの生涯を知る次の世代のオレイニコフが表現した崇高なファンタジー。静かなる迫力。ブロツキーがこの詩を発表したのが1962年。そして63年に逮捕され、強制労働の後、国外追放となっている。ノーベル賞受賞は1987年のことだ。

この絵本のタグボートは石炭を燃料とする蒸気船だ。煙突から吐き出される高く高く吐き出される蒸気の軌跡の力強さとやがては消えゆく儚さと。

オレイニコフは、いつか是非原画を見ることができたらいいな、と思っている画家だ。この絵本の原画は特に見てみたい。(直)

小さな曳き船のバラード http://karandashi.ocnk.net/product/284

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