ダイアリー

2/12 しましま

2017年02月12日

実家から株分けして持ってきた蕗が結構な勢いで増えた。今の季節は柔らかな薄い緑の衣をまとった蕗の薹がつんと顔を出す。さあ、採って天麩羅にしよう、しようと思いつつ幾日かたつ。そういうしているうちに薹が立ってしまうのは時間の問題。そうなってしまえば諦めもつくが、さて、どうなるだろう。
うかうかとしているとあっという間に薹は立つわ、花は咲くわ、で1年が過ぎ、あっという間に人生は過ぎてゆく。また、そのスピードは大人になるとどんどん加速する。そんなこと考えもしなかった少女とも呼べない幼い時代の淡い思い出を閉じ込めたような絵本「しましまのおひげちゃん」(淡交社)、品切れしておりましたが入荷してきました。お母さんになったつもりで子猫に言葉を教えたり、スカーフでぐるぐる巻きにして公園に連れていった日のことは遠い、そして大切な思い出。絵本の中に流れるあのころの優しいかけがえのない時間。アヴァンギャルドの旗手レーベジェフが贈る春の日差しのような絵本です。
表紙の淡いグリーン。これはまた蕗の薹の色にも通じて…。やはり今日こそそっと収穫しよう。(直)


「しましまのおひげちゃん」http://karandashi.ocnk.net/product/101
マトリョーシカ講座http://karandashi.ocnk.net/product-list/19


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 ※ご注文・お支払い方法 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット