ダイアリー

12/3 王子様

2017年12月03日


小さな女の子たちがプリンセスに憧れている話はよく聞く。ディズニーの影響もあり、それは現代ロシアでも聞く話。かくいう私も小さい頃は飽きることなくお姫様の絵を描いていた時期があり、わりと得意だったので、お友だちに頼まれて描いたりもしていた記憶がぼんやりとある。でも王子様の絵は上手く描けなかった。また、王子様を描いて、という依頼もなかったように思う。お姫様への憧れはドレスやティアラなどへの憧れでもあり、衣装的に描く楽しみの少ない王子様は今ひとつ描く意欲をそそらなかったのかもしれないし、お話の中でもお姫様に比べると印象は薄いのは否めない。
でも、今回入荷したブラートフ&ヴァシリーエフの「おとぎ話集」の中では、王子様たちは、ただのハッピーエンド請負人的存在の範疇を超え、何とも美しく、魅惑的に描かれている。もしかするとお姫様たちよりも華麗かもしれない。力を入れて描かれていると思う。衣装も凝っている。
何せ、表紙を飾っているのはお姫様を差し置いて、王子様単独なのだ。これは斬新、画期的。まさに王子に注目して楽しみたい1冊だ。(直)

おとぎ話集 http://karandashi.ocnk.net/product/238


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