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12/26 スネグラーチカ。

2017年12月26日


この季節になるとやはり気になるのが「ゆきむすめ」のお話。ロシアの昔話には最後が悲しいものがあるが、これはその中でも何とも切ないお話だ。日本語版の佐藤忠良さんが描く「ゆきむすめ」(福音館書店)は素朴な印象。一方、カランダーシの棚にある1972年刊のイリーナカザコフ画のソビエト絵本「СНЕГУ РАЧКА スネグラーチカ」を見ると特にゆきむすめは美しいお姫様的な印象で描かれている。ココシニクという頭飾りもつけている。同じお話でも随分とイメージが異なるが、寂しげで顔色が悪いところは同じだ。
それにしても、どうしてゆきむすめは焚き火の上を飛んだりしたのだろう。とお話を読むたびに思ってしまう。無理を承知で何故?また、一緒にいたお友だちも気づいてよ、察してよ、と思ったりもする。
でも、自分がゆきむすめたったら、もしくは友だちだったらどうなんだろう、と考えるとうーん…。というところもある。
読むたびに余韻残る物語だ。
夕方、近所の商店に買物に出たらそれこそ孫娘らしきお嬢さんが手伝いに駆り出されていた。そうか、冬休みなのか。ああ、今年も年末がやってきたなぁと実感した次第。(直)

「ゆきむすめ」
http://karandashi.ocnk.net/product/167


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