ダイアリー

12/10 たっぷり、じっくり。

2018年12月10日

随分と冷え込んできた。日中はそうでもないけれど陽が落ちると気温が下がる。実はカランダーシの部屋で終日仕事をするようになってまだ1年たっていない。初めての冬だ。同じ建物でも1階と2階は随分と違うなぁと実感している。2階の方がやはり暖かい。
画像はヴァスネツオフの絵本「詩とお話集」まずは表紙が明るくていい。豊かでいい。見ていると元気が出る。この絵本にはお馴染みの詩やわらべ歌、そして「おおかみとヤギ」「御殿」「きつねとネズミ」や「ねこのお家」などのお話も入っていてとても充実している。
その中でも「きつねとネズミ」に注目したい。小さいサイズをよく見ているので、このサイズで見られるのはとても新鮮。キツネが大きくて迫力があるし、小さなネズミのお家の中の様子もよくわかる。ネズミの寝息まで聞こえてきそうだし、その充実した暮らしぶりが伝わってきて微笑ましい。それにヴァスネツオフが得意とする地面のお花やキノコたちの描きこみ具合がよくわかって嬉しくなる。ここまで丹念にお花を咲かせてくださって…とお礼を言いたいくらいだ。
一方の「ねこのお家」は劇仕立てのお話にマッチしたわりと軽快でスマートな絵柄でまた違った味わい。
たっぷりじっくりヴァスネツオフの世界を楽しめる。扉を開けると時間を忘れてしまう。年末には困った1冊かもしれない。(直)

「詩とお話集」http://karandashi.ocnk.net/product/236


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