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12/21 サーカス

2018年12月21日

木下大サーカスが大盛況であるとのネットの記事を見かけた。サーカス…子どもが小さいころに連れていった記憶はあるのだが、今のサーカスはどんなものなのだろう。
ロシア絵本で「サーカス」といえば、マルシャーク詩・レーベジェフ画の絵本を思い浮かべる方も多いと思う。アヴァンギャルド絵本の中でも代表的なとも言われるほどの存在だ。カランダーシでは、この「サーカス」を含む1920-30年代の絵本を復刻したもの全10タイトル(淡交社)をずっと扱わせていただいている。当時と同じような判型、綴じ方をして、訳文と解説がついて紙のファイルに入っている。また、これらの絵本の監修者の沼辺信一さんが編んだ「幻のロシア絵本1920-30年代」は、今でも眼を見張る革新的な当時の絵本を多くの図版を用いて紹介、解説しているアヴァンギャルド絵本を知るに最適な案内書だ。
「サーカス」そのものに話を戻せば、革命当時、ロシアのサーカスは前衛芸術運動の中で芸術の創造の場として、同時に民衆へのプロパガンダという使命も担い、大いに用いられ支持されたそうだ。
その当時の実際のサーカスを見てみたいものだと思う。(直)

復刻絵本関連http://karandashi.ocnk.net/product-group/26


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