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商品詳細

ロシア絵本・1920-30年代「火事」

販売価格: 1,572円(税込)
訳文付き!日本で発見された奇跡のコレクションを高度印刷技術で復刻!
もうひとりのウラジミール、コナシェーヴィチとマルシャークのコンビが届ける映画のような絵本

・発行=淡交社 監修=沼辺信一 翻訳=鴻野わか菜 
 アートディレクション=秋田寛 制作=@ミュージアム

・オリジナルボックスはつきません。紙ファイルケースサービス。

・厚紙ホッチキス冊子仕上げ・紙製個別ファイル収納・翻訳文、解説付き

・サムイル・マルシャーク=詩 ウラジミール・コナシェービチ=絵 1932年9版/初版:1923


お母さんの留守に火事を出してしまった女の子。子猫はどうなる?はらはらの展開をコナシェーヴィチがテンポよく表現しています。これを見たら子どもたちはきっと手に汗握ることでしょう。消防士のクジマさんがかっこいい!

以下、復刻シリーズパンフレットより
 「革命を経た1920年-30年代のソヴィエト(ロシア)では、新しい国づくりに燃える若い画家・詩人たちがこぞって絵本の制作に携わり、未来を担う子どもたちに多きな夢を託していました。粗末な紙に刷られ、ホッチキスで留めただけの薄い小冊子ながら、目にも鮮やかな挿絵・心躍るリズミカルな展開は多くの読者を魅了しました。
 ロシア・アヴァンギャルドの成果を注ぎこんなこれらのモダンな絵本は国内のみならず、パリやロンドンでも注目の的になり、20世紀絵本の流れを方向づけることとなります。しかしながら、1930年代後半になると国家の厳しい統制によって、これらの革新的な絵本は発行不可能となり、国内から姿を消していきます。そして綺羅星のごとき絵本たちが再び歴史の表舞台に登場することはありませんでした。
 この「幻のロシア絵本」復刻シリーズは、20世紀の日本を代表する画家、吉原治良(1905-1972)が、1930年代にリアルタイムで収集した約80冊のコレクションを核に企画された展覧会「幻のロシア絵本1920-30年代」(2004年、芦屋市立美術館ほか)に関連して刊行されました。
 歴史から消えたはずの絵本が遠い日本で大切に保存され、いま70年の時と経て、デジタル技術で鮮やかによみがえったことは、ひとつの奇跡といっても過言ではないでしょう」
                                    沼辺信一
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◆サムイル・ヤコヴレヴィチ・マルシャーク(1887-1964)

ヴォロネシ生まれ。幼少から詩作を始め、ゴーリキーにその才能を見いだされる。20年過ぎから児童文学に取り組む。24年からはレニングラードの国立出版所の児童文学部部長。それは1年後後、児童図書出版所として独立するが、マルシャークはその中心、あたかも太陽のような存在であり、多くの児童作家たちを育てた。多くのコンビ作品を生み出したレーベジェフとは「アイスクリーム」やサーカス」などといった傑作を残す。また、英文学の翻訳者でもあり、自らの児童文学のルーツはウイリアム・ブレークであると述べている。日本で有名な作品として「森は生きている」がある。

◆ウラジミール・ミハイロヴィチ・コナシェーヴィチ(1888-1963)

ノヴォチェルカスク生まれ。「芸術世界」派の影響を受け、革命前後から挿絵の仕事を始める。独自の線をいかした画法を確立。チュコフスキーの詩とともに多くの作品を残す。マルシャークとの「火事」は名作。レーベジェフと共にロシアアヴァンギャルド絵本の黄金期を牽引した立役者。その表現のスタイルから、暗黒の時代もレーベジェフほど非難されず、第二次世界大戦後にいたるまで同じ表現で絵を描き続けた。
コナシェーヴィチについて
http://lucas705karandashi.blogspot.jp/2012/08/blog-post.html


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